わんごはんで使える夏野菜ワン知識 ! (犬と野菜)
2016/07/03
ワンちゃん達にも、毎日健康で元気に過ごして欲しい!と思うのはどの飼主さんもみんな同じですよね。
わが犬舎でも🎵栄養価の高いお野菜をワンちゃんのごはんにトッピングする🎵 ことも多くあります。ここでは、ワンちゃんにお野菜をあげる時のコツや注意点をまとまてみました (^O^)V
犬と夏野菜
これから暑い季節になると、人間も犬も暑さで食欲が減退してしまうもの。熱中症や脱水症状にも注意が必要ですね。
暑さで体力が低下している時に、どれだけ栄養価が高いものを沢山食べさせようとしても、私達人間も、ワンちゃんも消化機能が対応できないことも・・・
お野菜は、「適度な水分補給」や「栄養バランスも摂取」でき、人間同様、犬の健康もサポートしてくれます。
夏野菜など旬の食材には、その時期、体に必要な栄養素がたっぷり!! 含まれているので、是非、夏の手作り「わんごはん」にチャレンジしてみて下さい!
おやつにも最適
わんちゃんの大好きな「ご褒美のおやつ」なども、市販で売られているおやつも手軽で良いのですが、その時期の旬の食材をアレンジして、おやつとして与えるのも良いと思います (^O^)
食欲がない時は、「野菜スープ」にしたり、「野菜ジュース」にすると食べやすく、脱水症状を防いでくれたり適度なビタミンや栄養素も摂取出来ます。
夏野菜はワンちゃんの夏バテに効果大!!
パワー溢れる太陽の光をたくさん吸収した、夏野菜の栄養価は抜群!!
ここ近年は、異常な暑さが目立ちますね。毎日元気なワンちゃん達も、この時期ばかりは、暑さのあまり食欲不振などから、あまり元気がなくなってしまい心配になることもありますよね・・・
夏野菜は「体を適度に冷やす作用」があるもの、「疲労回復の作用があるもの」などがあり、夏バテを解消してくれます。夏バテの症状に出やすい食欲不振を解消し、食欲増進などに効果を発揮してくれます。
ワンちゃんの健康維持に、サプリメントなどで日々の健康を心掛けることも手軽で効果的ですが、体内から夏バテ対策をするには、フードに少し夏野菜をトッピングするなど、飼い主様の負担にならない程度に、その時期に合った食材で愛情のこもった工夫も良いのではないでしょうか (*^^*)
栄養満点の夏野菜
毎年お庭で、夏野菜 🍅 を育てています🎵私達の食卓に並ぶのはもちろんですが、ワンちゃん達の「わんごはん」にも大活躍!!
わが犬舎では、この時期、たくさんある夏野菜の中でも、ワンちゃん達が食べやすい「トマト」「ナス」「カボチャ」「キュウリ」をよく使用しています (*^^*)
今回は、「トマト」「ナス」「カボチャ」の調理方法などをご紹介します。
トマト 🍅
栄養素
ビタミンA・C・E・リコピンなど
働 き
視力維持、粘膜・皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働き
調理の際の注意点
- 基本的に食材は、ワンちゃんの食べやすい大きさに切ってあげましょう!
- プチトマトなどはそのまま与えると、喉に詰まらせる危険性もあるので、小さくカットしたり、すつぶしたりしてからあげて下さい。
- トマトの場合は少量であれば、生のままでも大丈夫です。
- 緑のヘタの部分は使用しないようにしましょう。
~ 細胞の酸化を防ぐ赤い色素のリコピン ~
赤い色素にはリコピンという細胞を酸化から守る成分が含まれています。
完熟するほど、リコピンは増えます。
生で与えるより、加熱調理した方がリコピンの吸収率は高まるので、トマトソースなどにして冷蔵保存し(味つけはしません!!)フードなどに少しトッピングしても食べやすいかもしれませんね (^_-)
夏野菜の定番 ナス 🍆
栄養素
約94%が水分、ナスニン・ビタミンB群・Cなどのビタミン、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などをバランス良く含む
働 き
抗酸化力、ガン・生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力、コレステロールの吸収を抑える作用、体を冷やす働き
調理の際の注意点
- ナスの調理ポイントは、ナスは皮の部分にナスニンを多く含んでいるので、消化しにくいナスの固い皮を、できるだけ細かく刻むかペースト状にするのがポイントです!
- ナスニンは水に溶けやすい性質なので、野菜スープや野菜ジュースにするとさらに効率良く摂ることができますよ (^^♪
~ ナスニンは、アントシアニン系の色素(ポリフェノールの一種)でナスの皮に多く含まれ、強力な抗酸化作用があります ~
加熱しても栄養素が壊れにくく、発がん性物質に対する抑制力が高いそうです。しかも、100度で20分間加熱しても80%以上の抑制効果が残る優れものなんです。
カボチャ🎃 栄養面から優秀な食材の1つ
栄養素
カロチン、ビタミンC、E、食物繊維、カリウム
ビタミンA(カロチン)、ビタミンC、E、3つそろうと、がんの予防に強力な力を発揮
働 き
- 免疫力を高め、風邪を予防。有害な細菌やウイルスを撃退。
- 皮膚や粘膜を健康に保つ。
- がんの予防(特に粘膜に関係するがん、肺がん、胃がん、食道がん、喉頭がん)
- コレステロール値を下げて、便秘解消。大腸がんの予防。
調理の際の注意点
- 食物繊維が豊富で適量であれば便秘や腸の健康に良いのですが、犬はもともと繊維の多い食物の消化が苦手です・・・ 量が多くなるとむしろ便秘の症状を起こすこともあります。
- かぼちゃは皮を剥いて火を通し、ごはんのトッピング程度の量であげるのが良いでしょう。
- かぼちゃは糖質が多く、野菜としては高カロリーです。ごはん全体のカロリーを考えて与えましょう。
~ カリウム豊富で脱水の恐れのある時に ~
かぼちゃに一番多く含まれているミネラルやカリウム。カリウムには犬の生命活動に必要な情報伝達、例えば神経の信号伝達や筋肉の収縮などと深い関わりがあります。
細胞の浸透圧のコントロールにも影響があるためカリウム不足にならないよう注意が必要です。
脱水は暑い時期だけでなく、腎不全に罹ると日常的に起こる症状ですが、このとき水分とともにカリウムなどのミネラルも失われます。
脱水しがちな犬には水分補給だけでなくカリウムの摂取も必要。普段のごはんにかぼちゃを少し加えてあげると脱水予防に効果的かもしれません。
わんごはんを作る際の注意して欲しいポイント!!
- どんな食材であっても、ワンちゃんの体の大きさに合った適量というものがあります。たくさん食べるからと、与え過ぎには注意して下さい。肥満や下痢などの原因になります。
基本は、普段のドックフードをベースに、フードの1割~2割以内のカロリーでトッピングしてあげてください。 - すべてのワンちゃんに合う食べ物というわけではありません。特定の食品にアレルギーを持つわんちゃんもいますので、与える際は、少量からはじめ、様子を見ながら十分に注意して与えて下さい!
- 夏野菜には水分たっぷりで利尿作用があるものも多いので、おしっこが近くなり、量も増えます。お留守番時間が長くてトイレに行けない時は控えてくださいね。
- 1歳までのワンちゃんは、体を作る大切な時期でもありますので、完全栄養食である、ドックフードをを主に与えてあげてください。
- 老犬の場合は、消化機能も低下していますので、ペースト状などにし、負担のないようにしてあげてください。
今夜の、わんごはん!!
夏野菜たっぷりの「ハート型三層ゼリー」(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ママの愛情たっぷりの、わんごはん (#^^#)
レシピは、次のブログで・・・・
夏バテしない! わんちゃんの その他 ミニ知識
さいごに
上記のことが全てのワンちゃんに、当てはまるということではありません。可愛いワンちゃんの食事のサポートの参考までにして下さいねヽ(^o^)丿